メンズエステは学歴・職歴・経験歴など一切不問で、20代~40代の幅広い女性が大金を稼いでいる業界ですが、誰でも採用されるわけではありません。面接の傾向や対策を知った上で、採用される確率を底上げしてから臨むようにしましょう。
この記事では「メンズエステ面接の流れ」「逆にお店の質を見抜く方法」などを解説しますので、メンズエステ業界で働こうとしている方は参考にしてください。
元セラピストとして4年ほど在籍し、現求はメンズエステ求人を取り扱う会社の広報に勤めている南原みくです。おしえてセラピストでは、本気で稼ぎたいセラピスト様を広く募集するとともに、メンズエステ業界の正しい知識を随時発信しております。
メンズエステの面接から採用までの流れ
メンズエステは高収入な昼職ですが、そこで「職歴や学歴」「グッとくる志望動機や自己PR」を語る必要はありません。一般的なバイト面接を受けるのと同じ感覚で大丈夫なので、肩の力を抜いてラフな感じで面接を受けましょう。
お店によって細かい部分は変わりますが、一般的なメンズエステの面接~採用までの流れは以下ように進行します。どのような面接内容なのか気になって緊張してしまう方は、おおよその流れを事前に把握しておくと良いでしょう。
- お店に連絡を入れる
- 面接に必要なものを用意する
- 指定された場所で面接
- その場で合否が決まる
- 施術ルームの見学
- 新人講習を受ける
- 体験入店する
南原 よく勘違いされがちですが、面接中に「服を脱ぐ」「スタイルをチェックする」などは一切ありません。ハラスメント行為があった場合は、面接を中断して入店を辞退しましょう。
流れ1. お店に連絡を入れる
お店によって固定電話・携帯電話・LINEなど様々ですが、どのような窓口であれお店の採用担当者に繋がるので「面接を希望します」と伝えましょう。あとは担当者が面接の段取りを組んでくれるので、あなたのスケジュールに合わせた都合の良い日時を指定してください。
ここで注意すべきは「どのお店の面接を受けるのか」ということ。
多くの方は求人サイトを使って面接のアポを入れますが、誇大広告や悪徳店舗の求人広告が多いので注意が必要です。メンズエステ求人サイトの危険性&優良店舗を見つける方法に関しては、下記リンク先の記事を参考にしてください。
流れ2. 面接に必要な物を用意する
- 身分証
- お化粧直しセット
- スキンケア用品
メンズエステの面接に必要なのは「身分証」だけで、履歴書などは必要とされません。(お店によっては必要な場合もあるので要確認)そして、メンズエステは即日採用が多いため、採用&体験入店を見越した道具を用意しておくと安心です。
体験入店では何人かのお客さまにサービスを提供することになるので「お化粧直しセット」と、オイル使用による「肌荒れ防止のスキンケア用品」があると良いでしょう。
南原 体験入店であっても覚えることが多いので「メモ帳」などを用意しておくと便利です。
流れ3. 事務所や喫茶店などで面接
メンズエステの面接は事務所や喫茶店で行われるので、指定された場所に遅刻することなく向かいましょう。第一印象は面接の合否に関わることでもあるので、自分の雰囲気にあった清潔感のある髪型・メイク・服装で向かってください。
面接で聞かれる内容はどのお店も似たりよったりなので、自分の中で模範解答を用意しておくと良いでしょう。
面接で聞かれる内容1. 働く動機
なぜメンズエステのお仕事を選んだのかを尋ねられますが、これは「長く&頑張って働いてくれそうなのか」という点を面接官が判断するためです。言うまでもありませんが、ラクに稼げそうだと思った、高収入の求人広告を見たから、といった明らかにヤル気のない志望動機だと不採用になります。
面接で聞かれる内容2. メンズエステ経験の有無
メンズエステで働いた経験があるのかを尋ねられますが、業界未経験であっても採用率に響く訳ではありません。業界未経験者の場合は「どのような仕事なのか」「どのような人に向いているのか」などの話がプラスされるだけなので、正直に答えてOKです。
面接で聞かれる内容3. オプション内容に関して
お店によってオプション内容が異なりますが、その多くが「オイルの種類」「コスプレ」になります。有料オプションのオイルが肌に合わない&アレルギーだったり、コスプレの内容が嫌だったりする場合は、オプションNGの旨を面接官に伝えておきましょう。
面接で聞かれる内容4. 何気ない雑談
面接中に何気ない雑談が始まることがありますが、それはコミュニケーション能力を測られています。メンズエステ業界はマッサージの技術よりコミュニケーション能力に長けたほうが売れやすいので、何気ない雑談であっても笑顔でハキハキとした受け答えを意識しましょう。
流れ4. 合否が決まる
面接の合否はその場で決まることが多く、不採用の場合は「合否の結果は後日お伝えします」といった感じで帰されます。勿論、面接の過程でお店側に不安を覚えた場合は採用されたとしても普通に断れるので、遠慮することなく入店辞退を申し出ましょう。
南原 入店辞退を申し出るのが気まずい場合は、これ以降の「施術ルームの見学」「講習」などを後日にしてもらい、なにかと理由をつけて帰宅しましょう。
流れ5. 施術ルームの見学
マンションタイプや店舗型のメンズエステで働くと、ほぼ1日施術ルームに籠もることになるので「快適な広さなのか」「部屋の清掃は行き渡っているか」「お客さまもセラピスト自身も快適に過ごせそうか」などをチェックしましょう。
特にトイレやシャワールームなどの水回りはお店の質が現れやすく、清掃が行き届いていないお店は色々な管理がずさんな証拠です。そのようなお店が流行るとは考えづらいので、どれだけ優秀なセラピストであっても稼ぐのが難しいと言えます。
流れ6. 講習を受ける
メンズエステ勤務の有無を問わず、採用が決まると「講習(こうしゅう)」というものを受けます。この講習では、先輩セラピストから接客の流れ・接客のコツ・マッサージの方法などを学ぶことになるので、業界未経験の方はメモを取りながら講習を受けるようにしましょう。
メンズエステの講習は2時間~4時間ほどで終わりますが、未経験の方&自信のない方に関しては数日に分けて講習を行うこともあるので、焦らず着実に技術を身に着けてください。
また、メンズエステの講習は、女性セラピストが務めているお店を選びましょう。男性スタッフが行う講習だと、教えられるマッサージの技術に限界があるうえに、講習ではなくセクハラ目的ということもあるので警戒が必要です。
流れ7. 体験入店
講習が済んだあと、問題がなければそのまま体験入店の流れになります。お店側がお客さまをバンバン振ってくれるので、講習で教わったことを思い出しながら落ち着いて接客&施術していきましょう。
メンズエステのお仕事はある程度の慣れが必要なので、最初は上手くいかなくても落ち込む必要はありません。実務を通して成長していくものなので、長い目で見て自分の接客力とマッサージの技術を伸ばしてください。
体験入店であっても、働いた分のお給料は全額日払いでもらえます。体験入店を通じて「なにか違うなぁ…」と感じた場合は、給料をもらった後に本入店を辞退しても大丈夫です。どれくらいのお給料が貰えるのかに関してはメンズエステの給料の記事をご覧ください。
メンズエステの面接で採用されるには?
メンズエステは男性を相手にする高収入な女性専用のお仕事ですが、キャバクラや風俗店のようにルックス・スタイル・見かけ年齢で採用が決まるわけではありません。
ステータスよりポテンシャルの方が重要視される業界なので、30代~40代の女性もバンバン採用されます。幅広い女性が稼ぐチャンスを手にすることができるので、ヤル気のある女性は気負うことなくメンズエステ業界の門を叩いてみましょう。
しかし、だからと言って誰でも採用される訳ではないので、メンズエステの面接を受ける方は下記内容に注意してください。
- 面接の時間を守る
- 服装やメイクなどに気をつける
- 受け答えをしっかりする
南原 メンズエステはハイクラスな月収を稼げるお仕事ですが、面接で採用されるか否かは一般的なアルバイトの常識と大差ありません。
面接の時間を守る
マンションタイプや店舗型のメンズエステ店は、1日に働けるセラピストの部屋数が限られています。在籍セラピストが遅刻や当欠してしまうと、その時間帯の売上が一切無くなってしまうため、お店にとって大ダメージとなります。
メンズエステの面接では、ちゃんと約束時間を守れる人なのか、どれくらい早く面接に訪れたのか(早すぎるのはNGですが…)なども見られていることを覚えておきましょう。
服装やメイクなど全体的な清潔感
メンズエステでルックス・スタイル・見かけ年齢はそれほど重要視されていませんが、清潔感に関しては見定められているので覚えておきましょう。メンズエステはリラクゼーションを提供する場なので「手抜きすぎるラフな服装」「ボサボサな髪の毛&隠さない肌荒れ」「派手な濃い化粧&ネイル」などはマイナスポイントとなります。
メンズエステ業界では落ち着いた清潔感のある雰囲気が好まれるので、自分と業界に合ったスタイルで面接に臨んでください。
受け答えがしっかりしている
メンズエステはマッサージの技術より、お客さまを癒せるコミュニケーション能力に長けたほうが売れる傾向があります。面接時の受け答えでコミュ力も見られているので、笑顔で愛想よくハキハキと会話を交わすよう意識してください。
面接では担当者が積極的に話を振ってくれますが、いざ接客が始まると自分からお客さまに話題を振らなければなりません。メンズエステではマッサージだけではなく、会話でもお客さまを癒す必要があることを覚えておきましょう。
逆に、不採用になる女性の特徴とは…
メンズエステの採用率は高めですが、中には不採用になってしまう女性もいます。よくよく考えると当然のことも混じっていますが、面接で不採用となる女性には共通点があるので、そのような地雷を踏まないようにしましょう。
- 面接の時間に遅れる
- 面接時の態度が悪い
- 面接時の会話がない
- 身分証を持っていない
- 身なりや雰囲気に清潔感がない
- 見かけ年齢が50代以降
南原 この他にも細かい内容を挙げていくとキリがありませんが、一般的な常識の範疇となります。
メンズエステの面接でお店の質を見抜こう
色々と残念なメンズエステ店で働いてしまうと「男性スタッフが無能」「仕事環境&待遇が悪い」「客が少ない&客質が悪い」といったことが懸念されます。メンズエステ業界は同じセラピストでも働くお店が変わるだけで給料が2倍近く変わることもあるので、心身の負担が少なく高額なお給料を貰える優良店舗で働きましょう。
お店HPや求人広告から優良店舗なのかを見抜くのは困難ですが、面接を経てお店の質を見抜くことは可能です。面接を受けて品定めされるのではなく、逆にお店の方を見定めるスタンスで面接に臨んでください。
- 待遇などを再確認しておく
- 面接官の対応や言葉遣い
- おさわりやセクハラの対処法
- お店のサービス内容を確認する
- 違法店かどうかを見抜く
南原 悪徳店舗に入ってしまうと稼げないだけではなく、あれやこれやと難癖をつけられて退店させてくれないケースもあります。
待遇などをシッカリと再確認しておく
今のメンズエステ求人は嘘まみれですが、求人サイト上で嘘をついても面接時まで嘘をつくお店はありません。求人広告に相場以上の給料や入店祝い金を提示している場合は(正直、聞くまでもありませんが…)面接官に事実確認をしておきましょう。
そこで「この業界の求人広告はどこもこんな感じだよ」「そのキャンペーンはつい最近終わったから」といった誠意のない対応をされた場合は、在籍セラピストに対して平気で不義理するようなお店なので入店を控えたほうが無難です。
面接官の態度や接し方を確認する
メンズエステの面接官は店長クラスの管理者が行うので、その人柄からお店の質を察することができます。環境や待遇の良いメンズエステ店は優秀な男性スタッフの存在が必要不可欠なので、面接官の人間性に問題がある場合は色々とお察しです。
無能な男性スタッフが管理しているメンズエステ店は、稼げないだけではなく心身的なストレスも凄いことになるので入店するのは控えましょう。
おさわりやセクハラの対処法について
どのような健全店であっても、どうしても「おさわり」「セクハラ」してくるお客さまが一定数訪れます。勿論、そのような行為に応じる訳にもいかないので、面接時にセクハラに対する対処法を訪ねてください。
その際に「無視してたらいい」「適当に触らせておけば良い」と言われた場合は優良店舗とは言えない&セラピストを大事にしているとは思えないので、入店を辞退することも選択肢の一つに加えておきましょう。
お店のサービス内容を確認する
メンズエステでは性的なサービスは一切行っておらず、キス・手コキ・フェラなどの性的なサービス(または裏オプション)がある場合は、働いているセラピストごと摘発される恐れがあるので絶対に入店してはいけません。
また、性的なサービスの提供をオープンにしていなくても、遠回しに「それくらいハードなことしないと、お客さんは取れないよ?」などと言われた場合も注意が必要です。
南原 摘発されないのは「風俗営業許可証」を持ったお店だけですが、その場合はメンズエステではなく、ただの “風俗店” です。
メンズエステの違法店がどのような物なのかは、下記リンク先の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。
メンズエステの面接まとめ
メンズエステの面接は一般的なアルバイトの面接と大差ないうえに、優れた一部の女性しか受からないものでもありません。ヤル気があれば学歴経歴一切不問で働ける&稼げるので、メンズエステのお仕事に少しでも興味が湧いた方は面接に臨んでください。
ただし、その際はただ単に面接を受けるのではなく、求職者側もどのようなお店なのかを見定めるようにしましょう。
メンズエステの面接まとめ
- 普通のバイト面接と同じ
- 面接の受け方で採用率が変わる
- 求職者側でもお店を見定める
最後に…。
弊社が求人提携しているメンズエステ店は、業界の中でも最大級の部屋数と待遇を誇っております。メンズエステ業界で安心安全に稼ぎたい方は、是非LINEお仕事紹介サービスにでご相談ください!
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