メンズエステの健全店って何？風俗店や違法店の見分け方を解説

メンズエステ業界の求人募集＆集客広告などで、健全店というワードがよく使われていますが、健全店という定義が曖昧なので「何が健全なのか？」「逆に、健全じゃないお店は何なのか？」という事がよく分かっていない方が多いようです。

この線引きがよく分からないままメンズエステで働いてしまうと、以下のような結果になるので注意してください。

• ハードな仕事なのに全然稼げない
• 風俗店のような仕事を強いられる
• 性病に感染してしまう
• 摘発の巻き添えをくらってしまう

右も左も分からない新人セラピストを都合よく利用しようとする悪徳店舗も多いので、自分の身を守る意味でも正しい知識を持っておきましょう。そのような悪徳店舗に入店してしまうと、稼げないうえに接客以外でのストレスも凄いことになります。

この記事では「メンズエステの健全店について」「健全店と非健全店の見分け方＆違い」を解説いたしますので、健全店で働きたいセラピストさんは本記事を参考にしてください。

どのようなメンズエステが「健全店」と呼べるのか

メンズエステの「健全店」とは、一般的なマッサージ店のようにリラクゼーションを目的としているお店です。そして、リラクゼーションではなく性的快楽をメインに提供しているお店は「非健全店」に部類されます。

健全店では、鼠径部をマッサージしたり、セクシーな衣装でマッサージしたり、とにかく男性が喜びそうなコンセプトがありますが性的なサービスは一切ありません。逆に、少しでも性的サービスのあるお店は非健全店になります。

南原 健全店では男性器に触れることは勿論、露出させることも禁止されています。

当店は健全店です！…という言葉も鵜呑みにしてはならない

メンズエステの求人サイトで「当店は完全健全店です！」という文言があったとしても鵜呑みにするのは厳禁です。

健全店限定の求人サイトであっても「性的サービスを黙認 or 強要しているお店」「健全店を装った風俗店」ということもあるので、集客用のWEBサイトや店名の口コミなどを調べたうえで本当に健全店なのかを確認しましょう。

他にも様々な嘘が求人サイトに蔓延っているので、詳しくはメンズエステ求人サイトの嘘＆危険性の記事をご覧ください。

違法店だと女性（セラピスト）まで逮捕される

2020年8月、大阪府西区にあるメンズエステ店で、経営者だけではなくセラピストまで逮捕された事例があります。健全店を装おって性的なサービスを提供していた為、風営法違反で摘発されたと予想されますが、女性セラピストまで摘発されるのは稀なケースです。

「メンズエステ」隠れみの 違法経営の性風俗店を摘発
禁止地域にあるマンションの一室で性風俗店を営んだとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は２９日、風営法違反（禁止地域営業）容疑で、大阪市西区北堀江のメンズエステ「隠家（あじと）」経営、永●良知容疑者（４７）＝兵庫県西宮市上大市＝と従業員の女（２９）を逮捕した。容疑を認めている。
引用: 爆サイ

南原 違法店で働くと女性まで逮捕されてしまうので、必ず「健全店」で働くようにしましょう！

健全店と非健全店（違法店・風俗店）を見分ける方法

ある程度この業界に慣れたセラピストさんなら、健全店なのか非健全店なのかを簡単に見抜けますが、業界知識の浅い方にとっては難しく思えるかもしれません。

それが分からないまま適当なお店の面接を受けてしまうと「健全店で働くつもりだったのに、スタッフに言いくるめられて風俗店のようなメンズエステで働くことになってしまった…」ということも考えられます。

南原 ちゃんとした健全店で働けるように、メンズエステの見分け方を覚えおきましょう。

お店のWEBサイトを確認する

そのメンズエステが健全店なのか非健全店なのかを知りたい場合は、男性集客用HPを確認しましょう。非健全店のメンズエステは、WEBサイトのデザインやコンテンツが風俗店寄りの作りになっているので一目瞭然です。

また、店名で検索してもWEBサイトが見つからない場合（または更新履歴が少ないWEBサイト）は、求人サイト用に作られたダミー店舗の可能性があるので、本家は違法店＆風俗店であると考えてください。

在籍セラピスト（在籍キャスト）のパネル写真を確認する

健全店のパネル写真		基本的に顔出しをせず、スタイルや雰囲気がそれとなく分かる制服を着た写真が使われている
非健全店のパネル写真		顔やスタイルの雰囲気が詳細に分かる、風俗パネルのような露出が多い写真が使われている

健全店では顔出しをしないのが一般的ですが、非健全店の場合は殆どが顔出しをしています。更にキャスト紹介のページも「露出の高い服を着ている」「風俗店のようなパネル写真を使っている」といった傾向があるので覚えておきましょう。

システムや料金のページを確認する

健全店の料金システム		オプションの数も少なく、マッサージに適した時間＆料金システム
非健全店の料金システム		ショートからロングまで幅広かったり、風俗店のようなオプションが掲載されていたりする

料金システムが割高だったり風俗店のようなオプションが用意されていたりする場合は、非健全店のメンズエステだと断定できます。また「裏オプション：〇〇円～」という表記がある場合も非健全店の可能性が高いので注意してください。

掲示板やSNSを確認する

掲示板やSNSなどで店名を検索すると、様々な内部事情を知れるので有効的です。

仮に健全店だったとしても「〇〇ちゃんを指名したら本番出来た」などの投稿が多い場合は、本番を黙認している摘発リスクの高いお店と考えてください。健全店は風俗営業許可証を取っていないので、性的サービスを提供しているお店はすぐに摘発されます。

健全店と非健全店（違法店・風俗店）との違いとは

健全店は一般的なマッサージ店のようにリラクゼーションを提供するのが目的ですが、非健全店はお客さまを射精させることが目的なので根本的な部分から違います。それらの違いを把握して、どちらのタイプで働き始めるのかを決めましょう。

メンズエステ健全店と風俗エステ（違法店）の違いや比較などは、下記リンク先の記事で詳しく解説しておりますので参考にしてください。

非健全店は風俗店と同じような時間＆値段

お店のタイプ	平均コース時間	平均料金
健全店	60分～150分	10,000円～20,000円
非健全店	45分～240分	15,000円～55,000円

地域によって異なりますが、健全店と被健全店ではコース時間＆値段設定が違います。非健全店では最長コース時間が長く、値段設定が高く設定されているので、その２つを見ることでどのようなお店なのかを判断しましょう。

ちなみに。健全店はコース料金の50％～60％、非健全店は45％～50％がセラピストの取り分となります。お店のコース料金を見て「どれくらいの給料が貰えるのか？」を想定してみるのも良いでしょう。

健全店の平均給料に関しては、下記リンク先の記事でも解説しております。

非健全店はオプション内容が風俗店と似ている

健全店のオプションは「マッサージの種類変更（オイルからパウダーなど）」「コスプレ」などですが、非健全店では風俗店のようなオプションが用意されています。性的なオプションが明らかに多い場合は、非健全店と断定しても良いでしょう。

南原 集客用HPなどに「裏オプションあり」と記載されている場合も注意が必要です。

非健全店では露出の高い衣装でマッサージを行う

非健全店では露出度の高い衣装を着用してマッサージを行い、有料オプションになると「マイクロビキニ」「パンスト」「トップレス」などが用意されています。お店によってはお客さまがセラピストのアソコを触ることもOKなので、入店前にお店HPをチェックしておきましょう。

非健全店ではお客さまと一緒にシャワールームに入る

健全店ではお客さまがひとりでシャワーを浴びますが、非健全店ではお客さまの身体をシャワーで洗い流すこともあります。ヘルスやソープランドのようにそこでプレイすることはありませんが、身体を密着させて洗うなどの接客が必要です。

メンズエステは「健全店」のお店で働くべき

どちらのタイプで働いても稼げることは間違いありませんが、特別な理由が無い限りは健全店で働くことをオススメします。メンズエステは健全店で働くメリットが多いので、わざわざ非健全店で働く必要が見当たりません。

健全店でもその辺の風俗店より稼げる

風俗で働く一番の理由が「お金を稼ぐため」だと思いますが、メンズエステは健全店でも風俗業に匹敵するお金を稼げます。メンズエステという業種を選ぶのであれば、リスクが多い風俗店や違法店で働く必要はありません。

給料はそれほど変わらないのに、健全店の何倍もハードな仕事＆ストレスが溜まる…といったことになります。実際、どれくらいのお給料が貰えるのかはメンズエステの平均給料を参考にしてください。

健全店では働きながらマッサージの技術を得られる

健全店で行うマッサージは他のお店でも通用するので、実務を通してセラピストとして食べていけるスキルが身につきます。ハイレベルなマッサージスキルを持っているセラピストは他店へ移籍した際も最初から高待遇で迎えてくれるので、食い扶持に困ることはありません。

違法店で働くのは色々と危険なので絶対にダメ

非健全店の中でも風俗営業許可証を持っている「風俗店タイプのお店」ならまだ良いのですが、表向きは健全店なのに性的サービスを提供している「違法店」は絶対に働いてはダメなお店です。働いているお店に違和感がある場合は、面倒事に巻き込まれる前にすぐ退店しましょう。

違法店はいつ摘発されてもおかしくない

違法店は風俗営業許可証を取っていないので、警察署に「〇〇店で性的なサービスを受けた」とタレこみがあるとすぐに摘発対象になります。在籍セラピストまで逮捕されるのは稀ですが、お店の関係者が逮捕・保護されると家族や旦那さんに連絡が入ることがあるので他人事ではありません。

違法店は性病や妊娠のリスクが高い

違法店とはいえ建前は健全店なので、万が一警察などが踏み込んできた時のために「イソジン」「コンドーム」などマッサージと関係のない備品は一切置いていません。そのような道具がないのに性的なサービスを提供してしまうと、性病感染や妊娠のリスクが高くなります。

メンズエステの性病に関しては、下記リンク先の記事で詳しく解説しております。

メンズエステで働く＆稼ぐなら、必ず「健全店」で！

メンズエステ業界には「健全店」と「非健全店」が混合していますが、特別な事情がない限りは健全店で働くことをオススメします。

メンズエステで働くことによる様々な恩恵は、健全店だからこそ受けられると言っても過言ではありません。それどころか、違法店で働いていると女性まで逮捕されるリスクがあるので、そこで実名報道されると人生を棒に振ることになります。

まだこの業界に慣れていない方は、様々な観点からどちらのタイプのお店なのかを見抜き、意にそぐわない健全店であることを確認してから働きましょう。

メンズエステのお仕事は健全店で働くべきですが、健全店の中にも待遇や環境が悪いお店があるので注意してください。結局メンズエステは完全歩合制なので、お客さまが訪れなければ給料も0円です。

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