メンズエステは風俗店ではありませんが、手コキ・フェラ・本番(セックス)などを求められやすい業種です。しかしここで対処法を間違えてしまうと、お店が摘発されるだけではなくセラピスト自身も危険な目に遭うので注意してください。
- お客さまのお願いを断りきれなかった
- 目先のお金欲しさに強要を受け入れた
どのような理由であれ、お客さまの要求に応えるのは絶対にNGです。
この記事では、全てのセラピストが安心安全に働けるように「メンズエステで本番強要された際の正しい対処法&断り方」をご紹介します。大事になってからでは遅いので、自分の身を守る意味でも最後までじっくり読み進めてください。
元セラピストとして4年ほど在籍し、現求はメンズエステ求人を取り扱う会社の広報に勤めている南原みくです。おしえてセラピストでは、本気で稼ぎたいセラピスト様を広く募集するとともに、メンズエステ業界の正しい知識を随時発信しております。
メンズエステは過剰サービスを要求されやすい
メンズエステのマッサージは「マンションの一室」「お客さまの自宅」などの完全個室で行うことが多いので誰かに助けを求めにくい環境ですが、過剰サービスを要求されても絶対に断わるようにしてください。
正直、軽いセクハラ程度であれば珍しい話ではないので、それらを交わす術を覚えておいても損はありません。メンズエステでセクハラをかわす方法に関しては、下記リンク先の記事をご覧ください。
しかし、セクハラと違って本番強要は悪質度合いが違います。
遺憾な話ではありますが、メンズエステで働きながら「一度も過剰サービスを要求されない」ということは考えられないので、どのような過剰サービスを要求されるのか?過剰サービスに応えるとどうなるのか?などを知っておきましょう。
手コキ・フェラ・本番などを要求される
メンズエステは身体を密着させてマッサージを施すので、興奮したお客さまから過剰サービスを要求されることが多々あります。過剰サービスにも色々ありますが、要求されるおおよその内容は以下の通りです。
- 手コキ
- フェラチオ
- 本番(セックス)
メンズエステは風俗店としての営業許可証を取っていないので、性器に触れる&性器を使ったサービスを提供すると一発で摘発対象となります。キス程度であれば大事になりませんが、それで理性を失ったお客さまから強く過剰サービスを要求されることになるので注意してください。
過剰サービスに応えてしまうと誰かが大変なことになる
どのような理由であれ、メンズエステで性的なサービスを提供してしまうと誰かが大変な目に遭います。メンズエステは風俗店と同じように見られがちですが、あくまで健全なマッサージ店であることを忘れずに働きましょう。
経営者やセラピストが罰せられる
メンズエステで性サービスが行われているという通報が入ると、すぐさま警察が踏み込んできます。その場合、逮捕されるのは経営者のみとなりますが、何度も通報が入っているセラピストは一緒に摘発される可能性もあるので注意してください。
お客さまが暴行罪や強制性交罪などで罰せられる
お客さまの要求を断っているにも関わらず、無理やり本番行為が行われた場合は「暴行罪」「強制性交罪」などが成立します。私はこの業界に長く携わっていますが、風俗業界より真面目に警察が動いてくれる印象があるので、泣き寝入りするのではなく警察に被害届を出しましょう。
メンズエステで本番強要を断わる方法
この記事で何度もお伝えしている通り、メンズエステで本番強要された場合は必ず断るようにしてください。違法だという話を差し引いても、メンズエステはイソジンやコンドームなどが用意されていないので性病感染や妊娠のリスクが高くなります。
南原 あくまで健全なマッサージ店なので、性病や妊娠を予防するグッズは用意されていません。
お客さまの本番交渉は以下のような段階を踏んでくるので、それらに適した対処法を知っておきましょう。なるべくして、早い段階でお客さまの心を折ることが最善です。
本番強要の段階
- 強要段階1冗談っぽく言ってくる
- お客さま的にも「ワンチャン」程度であり、ダメ元で交渉してくることがあります。一言断ればOKなので、それほど難しい話ではありません。
- 強要段階2本気で交渉してくる
- ダメだと言っても食い下がらず、場合によってはお金をチラつかせて本番強要してくることもあります。この段階になると、セラピスト側から強く断る必要があります。
- 強要段階3無理やり及ぼうとしてくる
- ここまで来ると犯罪行為ですが、この段階になるとセラピストだけでは対処できないので「男性スタッフを呼ぶ」「その場から逃げ出す」などの対応が必要です。
仮にどのような段階であっても、強要に応じるという選択肢だけはありません。お客さまに過剰サービスを強要された際に、断れる成功率が高いあしらい方&これからの施術に影響が少ない断り方をご紹介します。
冗談っぽく言ってくる間は断りやすい
例えば「勃起したから抜いて欲しい」「エッチしちゃダメ?」など、冗談っぽく&ダメ元で過剰サービスを求めてくる場合は、軽くあしらうだけで諦めてくれます。この程度の交渉は日常茶飯事でもあるので、目くじらを立てず笑顔で対処しましょう。
強要を断るおすすめフレーズ
過剰サービスを断る言葉選びを間違えてしまうと、空気が悪くなってしまい後の接客に響いてしまいます。馬鹿なことを言ってこようが一応お客さまなので、角を立てずに強要を断れるフレーズを覚えておきましょう。
- ルールを守る優しい人に見えたのになぁ
- エッチするよりもっと気持ちよくしてあげる
- 今はエッチできないけど、お店を辞めたあとなら…
- 処女だから、ここでエッチはしたくない
南原 それでも言うことを聞いてくれない場合は「聞こえないフリ」というのも有効的です。
本気で交渉されたら本気で断ろう
この段階まで来ると、多少なり空気が悪くなろうと気にする必要はありません。優しく言っても引き下がらない場合は、笑顔で「だ~め♥」ではなく、真顔で「ダメ」のニュアンスで接するようにしましょう。
遊び方を知らない客のご機嫌を取ってリピーターにしても、次回以降の接客で多くのストレスを抱えることになります。初回の場合はどうしようもありませんが、セラピスト側でもある程度はお客さまを選ぶべきです。
お金を出されても受け取ってはダメ
お客さまから「○万円あげるから、○○して欲しい」といった流れでお金を受け取り、過剰サービスの要求を受け入れてしまうセラピストもいますが、強い意志を持って断わるようにしてください。万が一、本番絡みで摘発されたときに、客とセラピストの間で金銭のやり取りがあると話が変わってしまいます。
無理やり及ぼうとしてくる場合は助けを求める
かなり稀なケースではありますが、中には力尽くで行為に及んでくる事もあります。そうなってしまうと接客どころではないので「男性スタッフを呼び出す」「部屋から逃げ出す」など、自分の身を守ってください。
その際、服や身体を掴まれて身体に痣ができた場合は証拠として写真を残しておきましょう。暴行があった証拠になるので、裁判を起こす&慰謝料を請求する際に有効的です。
南原 暴行の証拠がなければ、お客さまはシラを切って逃げ切ろうとします…。
メンズエステで本番されてしまった場合の対処法
本番を断ったにもかからず、流されて本番してしまった&無理やり本番されてしまった場合は、お客さまを野放しにするのではなく必ず報いを受けて貰いましょう。自分の中で割り切ってなにも無かったことにしても、得するのはレイプ犯のみです。
過去にあった事例では、とある有名俳優がメンズエステで本番強要をしてセラピストに300万円の慰謝料を支払ったケースがあります。
新井浩文の「生々しい裁判」に震えるメンズエステ御用達の芸能人
9月26日、派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交の罪に問われた俳優の新井浩文被告(40)の第2回公判が、東京地裁で開かれた。新井被告はこれまでの裁判と同様、改めて無罪を主張。法廷で自身が出演する“再現VTR”も流し、「暴力や脅迫は一切やっていない」と話した。一方で、これまでも別の女性従業員と性行為に及んでいたことが明らかになった。
引用: 週刊女性PRIME
南原 示談金を支払ったことにより民事では解決しましたが、刑事告訴により4年の実刑判決が下されました。
最寄りのクリニックへ向かう
メンズエステは性病予防のグッズを用意していないので、無理やり本強されてしまった場合は必ず最寄りのクリニックで性病の診察を受けてください。
また、それ以外でも「本強客に受けた暴行(痣や傷跡)の形跡が残っている」「本強客の体液が身体から検出された」といった場合は、後の裁判で有利となるのでクリニックで記録してもらいましょう。物的証拠がある場合は、刑事告訴や慰謝料の請求などで大きく役立ちます。
お店のスタッフに頼る際は注意が必要
助けを求めた男性スタッフが以下のような対応をしてしまった場合、逆にコチラ側が不利になるので注意してください。警察官は民事不介入ですが、暴行罪や監禁罪で呼ばれてしまうとお店側が不利になります。
男性スタッフの対応 | 罪状 |
---|---|
本教客を部屋から帰さない | 監禁罪 |
本強客の胸ぐらを掴む | 暴行罪 |
本強客に罰金を要求する | 恐喝罪 |
男性スタッフが取るべき正しい行動は、法律に抵触することなく本強客の素性(住所や勤め先)を把握することです。本強のあった事実や証拠を揃えた後に、法律のプロを交えて責任を取って貰いましょう。
金銭を要求する場合は、弁護士を間に挟もう
本教客に対して罰金制度を設けているお店が殆どですが、その金額が法外であること&請求の過程で何かしらのトラブルになる恐れがあることを考えると、法律のプロを間に挟んで慰謝料を請求したほうが確実です。
南原 弁護士を挟むと貰える金額が減ってしまいますが、トラブルとは無縁にお金を得られます。
メンズエステで本番強要を断わる方法&対処法まとめ
メンズエステは健全店であっても過剰サービスを要求されますが、それに応じるのだけは絶対にNGです。お店の存続にも関わることなので、軽はずみな過剰サービスを行わなわないようにしましょう。
逆に言うと、健全店を謳っておきながら「スタッフから客にエッチなサービスをするように言われた」という場合は、摘発リスクの高いお店&セラピストを大事にしていないお店ということになるので、面倒事に巻き込まれる前に退店することをオススメします。
メンズエステの本番強要まとめ
- 健全店で本番すると摘発される
- どうであれ強要に応じるのは絶対にダメ
- 無理やりされても泣き寝入り厳禁
本番交渉に悩むということは、働いているお店の客質が悪いことが原因です。
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